マジバケ短編 | ナノ


「あの時は、マジでお化けに会ったのかと思ったぜ。」
「あの時はって…私は今もお化けを見てるみたいだけど。」
「おいおい、そんな事言うなよ。」

まあ、今は大分落ち着いてるみたいだし、殴らないだけマシか。
あの時は、俺もこいつも、お互いよく解らなかったし、俺も荒れてたし、こいつはガキだったし。

「それより、授業行かなくていいの?」
「いいよ。別に大事なもんじゃないし。」
「あ、そう。」

今のこいつが俺を見てるその目は、あの時より大人っぽい。やっぱり、人と言うのは時間が経てば変わるみたいだ。
そんな事を考えていると、いつの間にかミエルは、今の自分の授業を担当してる先生の居る所へ行った。

「先生〜、あそこにいるお兄さん。授業サボってます。」
「!!!」

うわぁ、こいつ!可愛くねぇ!!マジで真面目な所はペシュそっくりだ。
結局、俺は授業をサボったのを先生に知られ、その授業が終わった後、30分も先生に怒られてしまった。

END

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テーマ「人外ファンタジー」
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