マジバケ小説 | ナノ


キード・モンガの最上階、様々な機械が作り上げられている場所で、6人はあるドワーフと話をしていた。
そのドワーフ、親方のグレナデンの目からは涙が溢れ出ていた。
今まで自分に尋ねて来た人々は皆、戦うため、人を殺すための武器を頼みに来ていた。
だが、この6人は仲間を助けるために自分に力を貸して欲しいと頼んでいる。
それも、あの闇のプレーンに、エニグマだけでなく、他にも危険がある所に行くために。
仲間を助けるために自ら危険に立ち向かおうとする6人の強い心に、グレナデンは感動してたのだった。

「それで、お願い出来ますか?」

最初グレナデンに会った時、頼む前に拒絶されたため、今度は大丈夫かと、ミエルが恐る恐る聞いてみた。

「勿論だべ!!すぐ改造してやるだ!!今の機能と形は、そのままでやってやるだでよ!!」
「どうせなら、もーちょっと格好良くしても…。」
「キルシュ!!」

それから数分後、作業が終わったのか、グレナデンは腹が開いたカフェオレを元に戻した。

「出来た…。」
「アリガトウゴザイマシタ。コレデマバスガ、ウゴキマス。」
「ぷしゅー。」

長い作業で疲れたのか、グレナデンはその辺にへたばってしまった。
改造が終わったカフェオレを始め、6人はグレナデンに礼を言い、魔バスへと帰って行った。

攫われた友達を助けに、闇のプレーンに行くために。

to be continued……

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