照葉「今日、俺誕生日なんだけど」

忍「へぇ」

照葉「君の誕生日、いや死んだ日でもあるけど。俺は君に生きるチャンスという素敵なプレゼントをあげたわけじゃない?今度は忍から何か頂戴よ」

忍「…どうせ娯楽のためだろ」

照葉「へぇ。ふぅん。いいのかな?俺の機嫌を損ねて」

忍「なんだよ、何か欲しいものでもあるのか?」

照葉「家は金持ち。頭脳も美貌もカリスマ性すら持ち合わせた俺に欲しいものねぇ」

忍「……帰れば?」

照葉「あ、決めた!“従順な忍”が欲しいな」

忍「はあ?」

照葉「とりあえずランチして映画見てドライブにでも行こうか。夜は俺の可愛い常葉が俺を祝ってくれるだろうから空けておかないとね」

忍「………」

照葉「あ、すごく嫌な顔。その顔とても好きだよ。さぁ、行こうか」



にっこり微笑む照葉。

渋々デートに連れていかれた忍だけれど、なんだかんだデート慣れした照葉にエスコートされ、まずまず楽しい一日を過ごすことになった。

お別れのキッス付きで。


そして次の日照葉にさりげなく忍とのデートを自慢された常葉がむすっとして帰ってくるのだった。





二度美味しい誕生日
HAPPY BIRTHDAY 照葉!!



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