臨也と静雄で愛してるゲーム


―静雄から臨也へ―


「わぁ、『愛してるゲームをしなさい』だって、シズちゃんどうする?」
「めんどくせぇからちゃっちゃと終わらせればいいだろ」
「(きっと恥ずかしがって言えないんだろうなぁ、もし言えなかったらからかってやろう)そうだねぇ、じゃあシズちゃんからどうぞ〜!」
「愛してる」
「!?な、ななななに本当に言ってんの馬鹿じゃないの何愛してるって別にシズちゃんにそんなこと言われても嬉しくなんかないんだからやめてよねほんと!!」
「きもい」


―臨也から静雄へ―


「これ俺も言わなきゃいけないの」
「お前が言えなかったら、俺の勝ちってことになるぞ」
「それは俺のプライドが許さないなぁ。仕方ない、やるよ」
「…」
「…愛してる…って言っても俺は全人類を愛しているのであって決してシズちゃんだけが特別とかそんなんじゃなくていやむしろ嫌いだし殺したいしつまり勘違いしないでよねってことだよ分かった?」
「これゲームだっつーの」




「ほ、本当にさっきのはゲームだから仕方なく言ったのであって、凄い不本意なんだからね!!本当は大嫌いだから!まじで!!」
「…うぜぇ」


end.


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臨→→→→→→→→静くらいのものですこれは。
勝手に慌てて否定してるけど周りから見たら好きなのばればれだよっていう。



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