吹雪

アツヤ、アツヤ、聞こえてますか?
本日晴天、絶好のサッカー日和。
今みんなとグラウンドでミニゲーム中。
練習は休みなのに、やっぱりやることはサッカーしかなくて。
まぁ楽しいからいいんだけど。
そっちはどんな天気ですか?
今何してるの?
元気でやっていますか?
僕は一応元気です。
アツヤが居なくなってから結構経ったけれど、なんとかやってます。
たまに凄く寂しくなるから、そんな時はこうやって心の中でアツヤに話しかけてます。
これで何回目だろうね。
染岡君にこのことを話したら、いい加減弟離れしろって言われちゃったけど。
そんなの、当分出来そうにないや。
ね、アツヤはどうかな。
たまには僕のこと考えたりしてくれてるのかな。
そうだったらいいなぁ。
僕はずっと君のこと考えてるんだけれど。

アツヤ、今何処にいるの。
僕はずっとここで君を待ってます。
君に会いたいよ、アツヤ。
ねぇ、返事をちょうだいよ。

もう望んだって手に入らないってこと
(とっくに分かっているのに、)
(いつまでも君が消えない)


end.

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アツヤが既に死んでるってこと分かってるけれど認めたくないぜ、な吹雪。
title:確かに恋だった

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