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初めてあいつに会った時の違和感。
それは多分、あいつの笑顔に対するもので。
『ハロー、初めまして。これからよろしくね、反ノ塚連勝君☆』
名前何で知ってんだろうとか、うさ耳だとか、そんなものより先にその笑顔が気になった。
『それ、いつもしてんの?』
『何が〜?』
『作り笑い。』
それを聞いたあいつの顔が、少し強張ったように見えた。
『…んふふ〜、さぁどうでしょう。』
結局そう誤魔化されたけれど。
その時思ったんだ、あいつの本当の笑顔が見たいって。





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始まりました。
まずは出会いから。

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