「キョン君」
…あぁ、また。
最近の俺は何だかおかしいみたいだ。
古泉に名前を呼ばれただけで、どきっとするなんて。
古泉の笑顔を、もっと見たいと思うなんて。
世間一般ではこの感情が何と呼ばれているかなんて知ってる。
でも、なんかほら、認めたくないだろ？
頭の中で必死に否定するけれど、古泉を見るとやっぱどきどきする。
ほんと、どうしてこうなった。
俺は普通の日常を送りたいだけなのに。
それでも俺は、古泉が好きなんだよなぁ。

憂う
（理想と現実、違いすぎるだろコレ…）