寂しがる(蜻残)
待つの続きです。
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「待たせたな我が肉便器よ!」
と、いつもの調子で蜻たんが帰ってきたのはあれから20分後だった。
それから暫く他愛ないことを話していたけれど、すぐに蜻たんが時計を気にし始めた。
「…どうかした?」
「いや、そろそろ行かなくては。」
「えー、もう行っちゃうの?まだ全然時間経ってないけど。」
そう言って口を尖らすと、蜻たんに頭を撫でられた。
「何だ、今日はやけに素直だな。悦いぞ悦いぞー。」
「もうちょっと一緒に居てよ。蜻たんいないと寂しい。」
「…素直すぎて、返事に困るではないか。」
だって蜻たん、
寂しがる(兎は寂しいと死んじゃうんだよ)