あくまさんとあそぼ | ナノ
あくまさんとあそぼ



「あれ、リアは?」

お菓子を食べながら聞いて来るピンクの髪のラット。

「今レビアのお仕置中だ」

ヤリチンのリティがニヤニヤしながら言うと、ヘタレなライがびくりと肩を揺らした。

「なんでレビアって世界には2人だけな感じなんだろ。僕みたいな超絶美形がいるのに」

ナルシストなスペルは、それでも悪意はないので心底不思議そう。
自室で引きこもっていた俺はそのやり取りにうんざりとした。
つーかこいつら、なんでいちいち引きこもりの部屋に入って来るんだよ。

ジト目で睨み付けていたら「レビアがここに行けって言って来たんだ」と、ライが教えてくれた。
多分この間リアが俺に跨がってた事に対する嫌がらせだ。
ちくしょう。
俺はただ惰眠を貪ってただけなのに。

ていうかリアも変態ラットとかの相手すればいいのに。
「気持ち良いけどラットの相手したら普通のち○こじゃ満足出来なくなるから嫌だ」って、たまに俺を無理矢理馬の姿にさせてファックする奴の言う事かよ。
糞ビッチめ。
そしてそれに従うなヘタレ野郎。

「ねぇ次の呼び出しまだかなー?」
「呼び出し?普通一回悪魔呼び出したら懲りて呼び出さないだろ」
「えー、イブちゃんは頭弱そうだったからなぁ…」
「あぁ、リアが言ってたネコっぽい子?」
「リアが突っ込ませずに帰るとか相当だよな。食べてぇ」

ニヤニヤ気色悪いリティにうんざりして、もう一度布団に潜る。

「おいセーデ、お前もいつまでも引きこもってないでちょっとは運動しろ」

しつこいリティは大嫌い。
めんどくさいけど、明日からは部屋の鍵もっと頑丈なのにしよ。

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