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受身不良×ヤンデレビッチ



「聞いて聞いて今日のネター」
「うっせー…誰もお前の援交の話とか興味ねぇよ」
「援交言うなし。バイトだし」
「きもいきもい」

ぶつぶつ言ってるこいつ。
ざくざく僕の心に傷をつけるけど、でもなんだかんだ構ってくれるからだあいすき。

「あ、鹿波君!」
「げ」

ふと、講義室に入ると金髪の鹿波君を発見した。
でも声をかけた僕を見た鹿波君はいやっそーな顔。
大丈夫!僕鹿波君の事もだあいすきだから。

「鹿波君鹿波君鹿波くーん」
「うっぜ」
「ねぇねぇ構ってー。授業終わったらスタバ行こうよー」
「……」
「あ、でもやっぱり授業の後用事あるしー…7時にサイゼ行こー」
「…」
「行こ行こー」

わぁ、ナイスな侮蔑の目。
どうしよう興奮しちゃう。
まぁ鹿波君はどっちかて言うとにゃんちゃんだしなー。うは。

「僕さ、今日立見先生に呼ばれてるんだー」
「え?」

かわいーかわいーちょーかわいー。
立見先生の名前出して動揺している鹿波君。
僕とおんなじで男の人にお尻の穴弄られてあんあん善がってる鹿波君。
立見先生にレイプされた鹿波君。
脅されたまま何度も何度も立見先生の相手をさせられてる鹿波君。
最近呼び出し多いみたいだし、体力もたなさそうでかわいそうだから今日だけは僕が変わってあげるのー。
教師淫行とか使えるネタだけど、それだと墜ちてる鹿波がまた浮上でしょ?
僕は墜ちてる鹿波君が大好きだからー。
僕ぐらいに堕落した生徒は中々いないけど、中間ぐらいの鹿波君。

「…じゃあ、7時に」
「おっけー」

わが身可愛さに僕を立見先生に差し出す鹿波君。
不幸な僕も、いじらしい鹿波君も、最低な立見先生も。

「性格わっる」

あ、忘れてた。僕の性格知ってるクセに構ってくれてる友達も。
みんなみんな、だぁいすき。







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