※京子成り代わり・男主
どうも、並中のマドンナこと笹川京子―――の代わりのなまえです。
ああ、ちなみに俺、男だからね。
だからマドンナっていうより、プリンスとかの方がいいんだけど、山本とか獄寺とかと被るんだよなあ。
それに素晴らしいくらいに女顔なもんで、……何故か男にもモテるという、素晴らしい展開だよ。
あはは、マジで勘弁してくれ。
「あ、笹川おはよー」
「おう、おはよう黒川」
「なになに、またしけた顔しちゃってさあ
どうせ、またコクられたんでしょ?男に」
「…うるせぇ」
どうやら、俺が男でも、原作通り進むみたいで、黒川とは仲良くなった。
まあ、俺のせいで黒川が恨まれたりしたら可哀相だから、極力仲が良い人でも名字で呼ぶようにしてます。
うん、俺いい子。
持田先輩のイベントは、俺男だし無しかと思ってたんだけど。
どうやら俺が女顔だからと、持田先輩は勝手に引っ掛かってくれましてですね、ツナはその誤解を解くために戦ってくれたというね。
うん、マジで良い奴。
「あんた、ほんとに生まれてくる性別を間違えたわよね
女だったらモテモテだろうに
………ま、今でも十分モテモテか」
「嬉しくねえよ
肝心な女の子には友達止まりなんだから」
「あ、そう」
「黒川、相変わらずひでえな」
「それはどうもー」
まあ、こんな感じで並中ライフを楽しんでいるわけだけど、問題はいろいろとある。
はあ、思い出すだけで涙が出てきた。
まず、
「お、笹川おはよー!」
「さ、笹川さんおはよう…!」
「……」
「おう、おはよう三人共
相変わらず仲いいなあ」
並盛トリオである。
山本はまだいい、問題は後の二人である。
ツナは、何を勘違いしているか、未だに俺の方を見て、頬を赤らめたりする。
おいおい、だから俺は男だっての。
持田先輩を説得してくれたの、お前だろ。
獄寺は「10代目に色目を使いやがって」的な感じで、言葉ではなく無言の圧力、俗に言うがんをとばされ、責められる。
いやいや、だから俺は男だから。
まあ、クラス内ではこんなもん。
問題は、校内だ。
**********
前の時間が移動教室で―――もとい体育で、教室へ帰ろうと校舎内を移動していると、とんと肩を叩かれる。
「ねえ、君
ちゃんと女用の制服着て来なよ…前も言ったよね?」
「だから、俺は男ですってば」
「さっきの体育だって、女子の方に混ざらなきゃダメだよ」
「だから、何度も言ってますけど俺は男です!」
天下無敵の風紀委員長さまが、毎日のようにそう言いにくるのだ。
だから、俺は男であって、校則違反とか全くしてないから!
「あ、笹川!
うん?体育の後か?」
「も、持田先輩、こんちは」
「脱ぎ終ったなら体操服くれ」
「先輩、それ犯罪ー!」
持田先輩は、あれから同性への道を歩き始めたようで、最近では「性別なんて関係ない」とか言い回ってるらしい。
もうやだ、並中こわいわ。
マフィアとか関係無しに、人間がこわいわ。
連なる春(なまえー!、大丈夫かー!)
(にーちゃん…!
助けに来てくれたんだね!)
(おお!もちろんだ
俺は誰よりもなまえの味方だからな!)
(にーちゃん…!!)
(君たちの兄弟愛も、人のこと言えないと思うよ)
成り代わったって京子ちゃんは人気者!
男の子なら、絶対美形だと思った
ただそれだけ
勢いで書いた、調子こいてすみません
お題:alkalismさまより
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