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食堂に向かって歩く青年の後ろから歩きながら
「あ」
気がついた。
「…言っただろう、家事は任せておけと」
突然声をあげた私を、不思議そうに見ている青年に答える。
私は、基本的に護衛などを引き受ける場合家事全般も引き受ける。
かなりのこだわりをもつ私は、他人に周りのことを勝手にされるのが嫌だから。
ま、依頼されたからには、それなりに手伝うべきだとも思うし。
「この時間だ、準備は出来ているだろう」
「……………それなりに、料理には自信があったんだけどな」
しょうがない。
今日の夕食は、任せよう。