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ネタ帳より
※冒頭のみ文です。
途中で終わります。
飽きたわけじゃ、ないんだからね?!!



例えば、両親のように暖かくて、つい甘えたくなってしまうようなタイプの人がいるとする。
しかし同時にそんなタイプの人とは真逆の、いつも厳しくて怒ってばかりの人もいる。
それは偶然とかではなくて、必然なのだと思う。

神様は時には残酷だが、ある程度の平等はもたらしてくれているとなまえは思っている。
だからこそ、つい比べてしまうものの、優しい人だけでは世界は成り立たないのだろう。
だって、優しい人は“優しい”人であって、“厳しく叱って”くれる人ではない。
もしその優しい人が厳しい人でもあるのなら、いつも厳しい人の役目が無くなってしまう。

「お、また来てたのか、なまえ!」
「ん、」
「今度は俺を見に来たんだよなー?
あ、今の俺のスパイクみたか?!惚れただろ?!」
「…それはない」
「かー!
相変わらずつれねーヤツ…!」

例えば、なまえの場合田中龍之介という人間は、“面白い”人である。

「なまえ、…もし暇なら、これ…手伝ってほしい」
「…はい、喜んで」

清水潔子は“謙虚”な人。

「あ、ズルいぞなまえ!
き、潔子さんと二人きりなんてッ!」
「うるさい田中!
ごめんななまえ、今日特にみんな気合入っててさ
清水のこと頼むな」
「…もちろん、です」

澤田大地は“強い”人。
そして、

「あ!やっと来たかなまえ!
今から新しい技やってやるからちゃんと見とけよ?!」
「ん、わかったよ━━━━━ユウ」

ユウ━━━━━西谷夕は、“頼れる”人である。

背が高かったり、体格がいい人から安心感が漂っているのは見た目の効果だろうか。
しかしそんな見た目は、西谷には関係ない。
寧ろその見た目に騙された!とでも言いたくなるくらい、彼は“頼れる”。

「ローリングサンダー…ッアゲイン!」
「出たー!アゲイン!!」
「だからそれのどこが前のと違うの…」
「相変わらずいちいち騒がしいな、ノヤは」

「どうだ!なまえ!
ちゃんと見てたか?!」
「ん」

―――――ちゃんと、見てた。

この時のふにゃりと笑うなまえが、西谷は好きだった。

「あ、なまえ!
今日はちゃんと来れたんだね!」
「…こうちゃん、わたしのことなんだと思ってるの…?」
「旭に似た、臆病な女の子かな」
「(悪気はないのは分かるけど、なんかひどい…)」
「……スガ、」

菅原孝支と東峰旭は、“優しい”人。














ここで終わり。
ごめんなさい。

スガさんの幼なじみか、旭さんの妹にしたい。
勿論落ちはノヤっさん。

背は小さい。
控えめ、というより寡黙。
でも顔には出やすいから分かりやすいとか。