Hamada >>> Mizutani SIDE:

* * *



6時間目の授業中、古典の授業だったけど、ほとんど寝て過ごしてしまった。

だって、元々眠いのに 今日はいい天気で、おなかもいっぱい。
これで眠くならないほうがおかしい、と正当化してウトウトしてたんだけど。

ポケットに入れてた携帯が振動する。
栄口かも!と眠気が吹っ飛び、画面を確認すると『浜田』の文字。
珍しいなぁと思いながら、メールの内容を見ると。

『泉と田島の様子、最近おかしくね? 花井と何かあったのかなーって思うんだけど。何か聞いてない?』

あれ、仲直りしたんじゃなかったのかな。
そう疑問に思った直後、6時間目終了のチャイムが鳴る。
教科書やノートをしまった後、事実確認のために後ろを振り向くも、すでにいなかった。

「あれー? 花井は?」

隣の席のヤツに聞けば、「女の子に連れていかれてたぜ」ってニヤニヤ笑ってる。

「女の子って?」
「さぁ? 先輩っぽかったけど?」

「先輩…?」
「あぁ、綺麗な人だったなー」

…って、もしかして。
授業終わりの放課後、女の子の呼び出し、二人きり…。


ま、まさか告白じゃないよね!?

あー、でも喧嘩してるんだっけ!?
うーん、どうしよう……!

田島に言った方がいいのかな!?




* * *


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