「明日は日曜ですよ…?」
「そ、それがどうしたんですか…?」
「急いで帰らなくてもいいじゃないですか、って事ですv さっきまでゆうと達に先生とられてたんですから、俺との時間もあっていいじゃないですか…」
「そ、そんなこと言われても…!」
ついこないだまで『僕』って言ってたくせに、最近はずっと『俺』って言ってる。
何だか、その小さな変化が親密になったみたいで嬉しく思っちゃうのって…おかしいかな?
「少しだけ、ね、先生…」
「うわ! ちょ、ちょっ、…ん、む…」
さわさわとあちこちを触られながらキスされてしまう。
そりゃ、僕も好きだって言ったけど…こんな展開、まだ心の準備が…!
「途中まで、ね…」
「ゃ、途中って…!」
ドキドキと緊張が混ざって、体が小さく震えてしまう。それに気づいてるくせに、気づかないフリしてどんどん触られてく。
こんな時まで計算高くて、強引だなんて…!
「先生、可愛い…」
「…ゃだ、っ、ん…!」
僕の少しの抵抗も虚しく、ヤラしい手つきで高みに昇らされていく。
いつの間に、ファスナー下ろしてたんだろ…?
快感によって麻痺した僕の思考回路は、ここで途絶えてしまった。
* * *
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