***

+夕方+


パパ「…すいません、遅くなりましたっ!」

西広「あ…、はい、えっと…」

パパ「? どうしました?」

西広「え? あ…ご、ごめんなさい! ボーッとしちゃって…」

パパ「あはは、いえいえv ゆうとは?」

西広「あ、寝ちゃってて… 今、連れて来ます!」

パパ「はい、お願いしますv」

西広「…あ、あのー」

パパ「え?」

西広「考えたんですけど……僕、」

パパ「はい?」

西広「…きょ、距離を…置きたいんです。その、…栄口さんと」

パパ「……え?」

西広「考えたいんです。ちゃんと、じっくり…栄口さんとのことも、これからのことも…」

パパ「…もしかして、ゆうとから何か…?」

西広「いえ、違います! 僕が、そう思ったんです…」

パパ「それなら、距離を置かなくても…」

西広「一人で、考えたいんです。栄口さんといたら…ちゃんと、考えられないと思って」

パパ「………」

西広「すみません、急に… でも…」

パパ「…分かりました。メールも電話も、こちらから連絡は止めておきます。でも…」

西広「え…?」

パパ「必ず、先生から連絡を下さい。待ってますから…」

西広「……はい」

パパ「…じゃあ、普通の保護者に戻ります。ゆうとのこと、お願いします」

西広「…はい、今連れて来ますね…」


パパ「………」





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