1組や3組なんて
贅沢言わないから。

せめて、7組以外が良かった。



●●ため息の日常●●●


今の俺は、とある病気に侵されてる。
身体的な問題ではなく、精神的な病気だ。

田島が可愛くて可愛くて、もうどうしようもない。
すぐに終息するかと思っていたのに、なかなか抜け出せないでいるんだ。

「はないー!」

てててと笑顔で近寄ってくる田島なんか、鼻血が出そうなぐらい可愛い。(…)
走ってきた勢いで抱きつかれ、足で踏ん張りつつも受け止める。

ぐりぐりと胸んとこに頭を擦り付けられ、うっかりするとニヤニヤしそうになる顔を必死に引き締める。

「はないはない〜v」
「はいはい」

甘えるように名前を呼ばれ、返事をしながら頭を撫でる。
すると、近くにいた水谷がニヤニヤしながら歩いてきた。

「今日もラブラブですなぁ〜」
「まーな!」

からかってくる水谷に、田島が素直に返事する。
あああ、この甘えた笑顔も可愛いぜ…!(…)

「せっかく涼しくなってきたってのに、暑苦しい奴らだぜ」
「いいんだもーんだ!」

阿部に吐き捨てるように言われて、田島がぶーぶーと反論する。
あああ、この拗ねた顔も可愛いぜ…!(こいつ…)


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