草木も眠る、丑三つ時。
太陽が昇る、青空の下。
時間も場所も選ばずに、
今日も彼女達は動き出す。
それはただ、
自分たちの私利私欲のために。
●●HU☆女子隠密活動●●●(…)
どうも、こんにちは!
みんなのマネジ、篠岡でございますv
リアルタイムを感じてもらいたいので、実況風に皆さんと楽しみたいと思っております。よろしくどうぞ!
今、私と監督は部活終わりで、部室近くの茂みに隠れています。
持っているものは、デジカメ(写真用)・ビデオカメラ(ムービー用)・ICレコーダー(録音用)の三種の神器になります。
もちろん、充電はバッチリ!
部員のみんなが帰ったのは、確認済みです。
ただ一人、花井君を除いては。
「千代ちゃん、そろそろね…」
「はいっ…」
鎖帷子(くさりかたびら)に身を包んだ私達は、隠れ蓑の術でそっと近づいていきます。(…)
すると、遠くから走ってくる音が聞こえてきました!
「来たわ…!」
「はいっ!」
濡れた髪も乾かさずに元気に走ってきたのは、4番の田島君。
そして何の躊躇いもなく部室のドアをばたーんと開けて、中に入っていきました。
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