こんなにも愛しいなんて、俺の頭はもしかしたらとっくにイかれてんのかもしれない。
好きすぎて殺しちまいそうだ。


●●幸せスパイラル●●●

「はっ…あ、……ん」
「大丈夫か…?」
「……ぅ、んっ」

さっきまでのゆったりした時間なんて、どこへやら。今の俺達は、どの時間よりも熱くて濃い時間に身を委ねてる。

必死に呼吸しようとする三橋の妖艶な姿に、俺の理性は崩壊寸前だ。
普段からは想像もつかない、その表情、呼吸の温度に、ひどく興奮してるのが分かる。

でも、ここでがっついたらダメだ。ちゃんと、俺を受け入れてもらう態勢にさせないと。
まだそんなに抱いてない。しかも、ここんところおばさんが家にいたせいで、そういう雰囲気にさえ持っていけなかった。

一緒にいるのに求められない我慢で、俺はバカになってんのかもしれない。

たくさんのキスだけでイキそうだったと言えば、三橋は笑うだろうか。


[*prev] [next#]
1/8

目次SRTOP






人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -