こんなにも愛しいなんて、俺の頭はもしかしたらとっくにイかれてんのかもしれない。
好きすぎて殺しちまいそうだ。
●●幸せスパイラル●●●
「はっ…あ、……ん」
「大丈夫か…?」
「……ぅ、んっ」
さっきまでのゆったりした時間なんて、どこへやら。今の俺達は、どの時間よりも熱くて濃い時間に身を委ねてる。
必死に呼吸しようとする三橋の妖艶な姿に、俺の理性は崩壊寸前だ。
普段からは想像もつかない、その表情、呼吸の温度に、ひどく興奮してるのが分かる。
でも、ここでがっついたらダメだ。ちゃんと、俺を受け入れてもらう態勢にさせないと。
まだそんなに抱いてない。しかも、ここんところおばさんが家にいたせいで、そういう雰囲気にさえ持っていけなかった。
一緒にいるのに求められない我慢で、俺はバカになってんのかもしれない。
たくさんのキスだけでイキそうだったと言えば、三橋は笑うだろうか。
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