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気づいたのは、たぶん数十秒後。
ぼやんと目の前の織田を見れば、気づいてキスしてくれる。

「大丈夫か…?」
「ん…。おだ、イったか…?」

「…ん、イったで。叶ん中でな…v」
「…そ、か//」

俺だけイったのかも、と思ったけど、違うみたいで良かった。
ぎゅううって抱きついてきた織田の頭を撫でると、心底嬉しそうに笑ってる。それにつられて、俺も笑った。

「なぁ…?」
「…ん?」

ちゅって耳元にキスして、「もっかい…ええか?」と囁いてきた。
それに、俺の体温が少し上昇したような気がする。

求められるのが嬉しいような、恥ずかしいような。
でもやっぱり、嬉しさの方が大きくて。

俺も耳元にキスを返しながら、「ええよ…?」と呟き、また始まる熱い時間に身を委ねたのだった―――


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