「オイ浜田、梅を手本にしろよ。いろんな意味でな
「ちょ、ちょっと? 梶くーん? か…」

俺の呼びかけに答えず、唖然としてる浜田を放置。
そして俺の隣に座り、ニヤっと笑ったまま肩をグイッと引かれて…

キィヤアアアア! チューした! 今チューした!」

浜田が発狂してる通り、梶にキスされた。
ただ触れるだけのモノだけど、浜田の前でするのは初めてで。

…ここまですると思わなかったから、俺も驚きすぎてノることもツッこむことも出来ない。

「だーからイチャつくなって言ってんだろうがぁああ! 何で俺ん家でイチャつくんだよ!」

浜田が叫びながら、見ないように両手で顔を覆っている。
俺だって浜田と泉くんがイチャつくのは そんなに見たくないけど…ここまで拒否しなくてもいいんじゃね?

「なーんだよ、浜田。テメェもキスしてほしいのか?

嫌です! 何でお前としなきゃなんねーんだよ!」

「だから、モノは経験だって

「心に傷を負うと分かっての経験なんて御免だわ!」

終始ニヤニヤしてる梶と、ぎゃあぎゃあと喚く浜田。
それと、梶の突然のキスにドキドキして無言の俺。

自分でも今の状況が分からないと思ってると、この3人でもない冷やかな声で「何してんスか?」ってセリフが聞こえてきた。


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