ハムスターを凌駕する迅に悶えつつ、昼飯を食べ終わった後。
今この時間から、徐々にハイパー慎吾さんタイムに突入させてもらうぜ!
「じーん、抱っこさしてv」
「え! わ、ちょっと!」
ひょいって感じで持ち上げて、慌てる迅をそのままに膝の上に乗せる。
迅も部活して鍛えてるはずなのに、どこか柔らかい体してるんだよな…やっぱり1年と3年じゃ体の造りが違うのか?
「はー、あったけぇ〜…」
「…もー、慎吾さん…」
口ではしょうがないって感じで言ってるけど、迅だってすりすりと甘えてきてるくせに!
慎吾さん爆発しちゃうよ!
「迅のほっぺたは やわやわだなぁ〜…」
「もう、すぐ触るんですから、慎吾さんは…」
「だって、こんな やわいんだもん。チンし過ぎた餅みたいv」
「何ですか、その例えは…」
褒めたつもりだったんだけど、餅に例えられて不満顔してる。
ちょっと拗ねた顔とか、それ慎吾さんのドストライクゾーンなんだぞ!
「利央にも似たような事言われましたよ。豆腐に指突っ込んでる気がするって」
「…何だって?」
利央め、俺に断わりもなく迅のほっぺたを蹂躙するとは…!
断りを入れられても断固拒否するけどな!
「迅、他にも誰かに突っ込まれ…もとい、触られてるのか?」
「え? えぇ、まぁ… その、俺のほっぺた珍しいみたいで。クラスメイトとか、わりと揉まれてます」
触られて揉まれてるとか…!
そんなの慎吾さんが許すわけないだろう!
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