* * *


迅に事情を話して、部室に呼び出して二人きりで過ごす昼食時間。
天気もいいし、いい風も吹いてるし、隣には迅がにこにこしてて…
あぁ、この平和な時間がいつまでも続いてくれればいいのに!

「迅の弁当、うまそうだな〜」
「何か食べたいのあります?」

「いいの? じゃあ〜、このソーセージのやつv」
「はい、どうぞv」

ベーコンで巻かれたソーセージを、迅が食べさせてくれる。
ほのかに効いた塩味に満足してると、クスッと迅が笑った。

「慎吾さんて、ご飯食べてる時は子供みたいですよね」
「え、そお?」

「はい、普段と違って 可愛い感じがします!」
「…じゃあ、普段の俺ってどんな感じ?」

さり気に腰に手を回しつつ ニヤニヤしながら聞くと、頬が少しピンクになった。
この、少し戸惑いながら照れる感じが、俺にとって たまらなくドツボ。
俺なんかに隙を見せたら、こうなるって事も覚えればいいのに。

「普段は、えと〜… その…」
「カッコイイ?」

「あ、はい…」
「じぃ〜ん〜v」

何だろう、この可愛さは。
ハムスターが両頬にドングリ詰めてる姿よりもずっと可愛いじゃないか!


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