「栄口のお弁当、おいしそうだね〜v」
「そう? 水谷のもおいしそうだけどv」
「あ、じゃあ何か食べる?」
「いいの? じゃあ…」
そう言って選んだのは、ベーコンでソーセージをを巻いたもの。爪楊枝に刺さってるそれを手で取って、栄口の口へと近づける。
「はい、あ〜んv」
「…もー、それ好きだねぇ?」
ちょっと照れながら、でも「あーん」って言って食べてくれた!
もぐもぐしながら おいしいよって笑う栄口は、今日も反則的に可愛いです!
「じゃあ、俺もお返し。何がいい?」
お弁当の中を見せながら問われて、ちょっと迷う。
色とりどりのおかずを見ながら、でもやっぱり選んじゃうのは…
「…玉子焼きでいい?」
「あはは! 水谷いっつもそれだね〜?」
そんなに好きなの?って笑いながら、あーんって近づけてくれる。
ほんのりと甘い栄口特性の玉子焼きは、何回食べたって飽きないんだ!
「あー…、ん! ん〜!v」
「おいし?」
「んん!」
「はは、そりゃ良かったv」
頷きながら返事すると、また可愛く笑われた。その笑顔に、またキュンときちゃって…玉子焼きを飲み込んだ後、ご飯が入って膨らんでる栄口の左の頬袋に 触れるだけのキスをしてみた。
ほんの一瞬だったのに、栄口の顔を真っ赤にするのは充分だったみたい!
「なっ、何すん…!」
「ちょっとだけじゃ〜んv」
にへへと笑って返すと、「もー…」とかって膨れながらもじもじしてる。
怒ってるらしいんだけど、その仕草はむしろ逆効果なんだって…気付いてないんだろうな。
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