次第に深くなっていくキスに、抵抗する気力も根こそぎ取られた後。ようやく唇が離れ、呼吸が楽になる。
頭がぼんやりするのは、暑さのせいなのか、熱さのせいなのか。

より深く抱きしめられ、反射的に俺もくっついてしまう。そしてやっぱり…ソッチの誘いの意味のキスをされた。
キスだけで灯された俺の熱も解放したくて、了承の意味を込めて…抱きついてキスを返す。

っても、明日も朝練があるのは浜田も知ってるから…あくまで、途中までなんだけど。
むしろ、前だけの刺激だけでも充分なんだよな。いや、全部されんのが嫌だってワケじゃなくて…じゃれついて気持ちくなれるんなら、コレでも充分というかさ。

「泉、こっち…」
「…ん、」

電気を消され、真っ暗になる。
次第に慣れた目が捉えたのは、浜田が扇風機をベッドへと向けてる所で。そのあからさまな気遣いに、ボッと頬が熱くなった。

「ん〜…v」
「…っ、こらっ、…」

もっとキスがしたかったのに、浜田はすっかり俺のカラダにばっか集中してる。Tシャツを擦り上げられて、あちこちを愛撫してくいく。
風呂には入ったけど、暑さでまたうっすらとかいた汗が気になって…少し抵抗するものの、ほぼ無意味で終わってしまった。
 


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