最初に言っておくが、断じて浮気なんかじゃないぞ。
だが、こんな状況で、栄口のあんな顔を見せられて…勃たない方がおかしい。田島のソレを非難できない状況に、俺もなってしまった。
それに気がついた田島が、ニヤニヤと笑ってる。クッソ、こんなトコにいなきゃすぐにでも田島に襲い掛かるのに…!

「…ねぇ、もう…」
「…ん、いい、よ…?」

その栄口の了承に、ゆるく動きだす水谷。よっぽど快感が強いのか、栄口の声に混じって、たまに水谷の声も聞こえてくる。

二人とも声を出さないように気をつけてるように見えるけど、栄口の甘い声はどんどん洩れて聞こえてくる。吐息交じりの嬌声は、水谷の動きに比例して増えていく。
田島もだけど、栄口のフェロモンもなかなかのモンだな。

(…〜v)
(……、っ)

田島は俺にソレを当てつけながら、水谷たちの行為を見るのに没頭中。
頼むから、早く終わってくれ。じゃないと、俺のアレも爆発してしまいそうだ。

「…っ、はぁ、…!」
「…ぁっ、ぁあっ、ん…!」

たまたま机の上にあった誰かのタオルを引き寄せて、声を耐える為なのか、栄口自らタオルを噛み締めていた。

ピンクの頬、流れる涙、くぐもった甘い声。
こんなの見せられたら、水谷じゃなくてもがっついてしまうだろうな。
 


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