***


「ばかっ! ばか谷!!」
「ごめぇ〜ん!」

コトが終わって、布団の中。
体のあちこちから、変な軋む音が聞こえるような気がする。それぐらい、先生の…じゃなくって、水谷の思う通りにいろいろさせられちゃったんだ。
あーもう、思い出すだけで恥ずかしい!

「ごめんねぇ…だって、栄口が可愛いのが悪いんだもん…似合ってたし…」

「知らないよっ! もう絶対しないからな!」

水谷に背は向けてるんだけど、それでもめげずに抱きついてきて謝られる。
俺が甘えられるのに弱いって知っててやってんのかなぁ? もう!

「もうしてくれないの…? 怒っちゃった…? 嫌いになっちゃったの…?」

…ズルイ。
こんなのズル過ぎる。

そんな風に言われたら、何でも許したくなっちゃうじゃないか…。

「…嫌いじゃないけど、こんな恥ずかしいのヤだよ…」

むぅとほっぺを膨らませながら言えば、水谷の顔がパァッと明るくなってた。まだ許してないのに、何喜んでんだっつーの!

「えへへ〜v 好きだよ〜v」
「…ばぁーか」

…何か、怒るのもバカらしくなってきちゃった。結局は、甘やかしちゃうんだよなぁ。
この甘え上手め…。


[*prev] [next#]
6/8

目次SRTOP






「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -