***


「はい、これどうぞ!」
「え? …な、何コレ?」

水谷の部屋について、クローゼットから取り出された服。
それは、薄いピンク色をしてて…え、ちょ、これってどう見ても…?

「ナースゥゥウゥ!?」
「ぴんぽーんv」

な、ななな何コレ!?
何でここにナース服なんてあるの!?
しかも、俺に「どうぞ」ってことは…まさか、俺が着るとか言わないよね?

「白もいいかな〜って思ったんだけど、でもピンクも可愛いかな〜ってv」

「色の問題じゃないでしょ! え、何コレ!? 俺が着るの!?」

「当たり前じゃ〜んv これねー、とある人に譲ってもらったんだ〜v ね、早く着てみてv」

「とある人!? いやいや、ぜーったいヤだ! 何で俺が女装しないといけないの!?」

ギャーギャーと反撃するけど、同じぐらいにこのナース服にどれだけの夢が詰まってるかって力説された。

ピンクのミニスカナース服に、ナースキャップと白っぽい網タイツみたいなのも一緒に渡されて、「このアイテムがあれば一躍ナースの仲間入りだよ!」とかって意味分かんないこと言ってる。

もうっ、来るんじゃなかった!
 


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