迷いなんてものはなかった。
了承も得ず、当然のように服を脱がしていく。
田島もボンヤリとそれに気づいているようだったけど、抵抗する気がないのか、気力がないのか、そのまま くたん としていた。
「……ん…、はっ、はぁ…!」
やっと口を離してやれば、何度も深呼吸を繰り返している。よっぽど苦しかったのかもしれない。
その上下する胸に、何度もかみつくようなキスをすれば、いくつか赤い痕が残っていく。
みんなに見られたら からかわれるな…と頭の片隅で思っていても、止めようとする気にはならなかった。
むしろ、田島がどんどん自分のモノになっているような錯覚さえ感じたわけで。
「…ぁ、ん、…はな、いぃ…、ん…っ」
俺の熱い行為は、エスカレートしていくだけだった。
俺の頭を抱きしめるようにして小さく喘いでいた田島も、俺がジッパーを下げたのを見て驚いていた。
「た、タンマ…! ストップ!」
「却下」
「ちょ、な、…ゎっ!」
さすがに恥ずかしいのか、田島が抱きつく力を緩めないせいで、上半身は身動きはとれなかったけど。自由にできる右手で田島のを掴んだ。
少しずつ刺激を与えれば、途端に元気になるソコを見て、思わず笑みがこぼれる。
「な、んかさ、…」
「…ん?」
「ぁ、はないじゃ、ない、みてー…//」
「ヒく…?」
「ちが、…ぁ、おれ、嬉し、かも…」
「田島……」
その言葉に、こっちも嬉しくなって。
田島が気持ちいいようにさせながら、何度も好きだって囁いて。
結局、手だけでシた後、口でもシてやって、2回の熱を吐き出させた―――
***
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