***

「……ん」
「あ、気付いたか…?」

優しく言いながら、そっと頭を撫でて来る。その浜田の手にむずがりながら、自分の置かれてる状況を把握しようとした。

どうやら、俺は気を失ってたらしい。
あんまりよく思い出せないけど…そうか、無事に終わったのか。

浜田がやけに幸せそうで、何度もキスしてくる。その流れで俺も甘えて抱きつくと、浜田がもっと抱きしめてきた。

その後も体の心配をしてきたんだけど…正直すげぇ眠い。コレってすげぇ疲れるんだな。
正直に眠いと伝えれば、少し笑った後にまた深く抱きしめてくれた。

「寝よっか」
「ん…、おやすみ…」

背中と頭を撫でられながら、浜田の「おやすみ」っていう優しい声が聞こえてきた。

今はいいけど、明日の朝に顔を合わすのがすげぇ面倒だな。なんて顔して挨拶すればいいんだろう。

…まぁ、いっか。

とりあえず、

朝起きたら
一発殴ってみようっと!




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