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浜田のモノが押し入ってきて、衝撃に目の前がチカチカした。ねだったのは自分だけど、ちょっとこれは予想外。
痛いっていうより、すげぇ違和感。
すぐにでも抜いてほしいけど…そんなん言ったら浜田が傷つくだろうし、俺もヤだ。
枕で高くされた腰に、正常位で入れられてるわけなんだけど…まだ全部は入ってない。
ていうか、そんなデケェの全部入るわけねぇ。なのに、浜田はずんずんと進んできて、あと1割、ってとこまで遠慮なく入り込んできた。
「…きっつぃ…!」
「…俺のが、キツイ、っつの…!」
必死に深呼吸を繰り返すも、異物感はどうにもなんねぇ。ていうか、呼吸するとさらにソレをハッキリと感じてしまうのがやるせねぇ。
「少し、こうして、よっか…」
浜田の動きが止まり、まるで宥めるかのようなキスをたくさんしてくれる。
頭を優しく撫でられて、俺の萎えかけのモノも刺激してきて、どんどん意識がごっちゃになってくる。
気持ちいいんだか、苦しいんだか。
何がどれぐらいの割合なのか、サッパリ分からん。俺はただ、浜田の両肩に縋るので精一杯だ。
どれぐらい止まってたのかは分からないけど、浜田がマジでキツそうに呼吸してる。そりゃそうだよな、刺激ナシでその状態ってのは…キツイに決まってる。
「…は、まだ…?」
「ん…?」
「も、いいって…動きたい、だろ…?」
「え…、」
少し驚いてる浜田を促すように、ほっぺたに何度もちゅちゅちゅとキスをする。
すると、浜田が生唾を飲み込んだのが聞こえてきた。こんな誘惑するようなこと、俺がするなんて…きっと、熱に浮かされてるせいだな。そうじゃなきゃ有り得ない。
「…泉、すっげ可愛い…好きだよ、超好き…」
「……ん、俺も、…」
こんなリップサービスをしてしまうのも、
きっとこの熱のせいなんだ。
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