***

超入念に、頭のてっぺんから足の先まで洗いまくった。洗いすぎてちょっと痛いぐらい。

部屋に戻ると、入れ違いで浜田が風呂場へと出てった。こ、この緊張感はどうしたらいいんだ…誰か教えてくれ。

三橋もよくデきたよな…あ、あいつは気づいたらヤられてたんだっけな。クソ、俺もそうだったらどんなにラクか…!

手持ち無沙汰で悶々としてると、あっという間に浜田がやってきた。
えっ、もうそんなに時間経ってた!?

「あ、いた…」
「は? そりゃ いるだろ…」

「ははは、逃げられてたりして、とか思ったら不安になっちゃって」
「アホか!」

そこで二人で笑いあって、初めて緊張が解れたような気がする。
あー、浜田がアホで良かった。

って、思ったのも束の間。
俺はソファに座ってたんだけど、浜田は隣には座らずに、そのままベッドへと直行して座りやがった。

「さ、どうぞv」

ぽすぽすと手で布団を叩いてる。
そこに座れってか。いや、座るぐらい大丈夫、できる。でもその後が問題だよな…。

…って、考えててもしょうがねぇ!

男に二言はない。
望みどおり抱かれてやろうじゃねぇか!


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