織田「阿部の奇行は、三橋はまったく気づいてないということになるのですか?」

水谷「気づいてる素振りは見たことがありません」

織田「では、三橋本人に気づかせるというのはどうなんですか。三橋が抑制すれば、阿部も思いなおすと思うのですが」

泉 「それができないのが三橋なのです。察してあげて下さい

栄口「ヘタに三橋に阿部に気をつけろと言うようなら、それは三橋が傷ついてしまう恐れがあります」

織田「そうなんですか」

浜田「三橋は純粋に阿部が好きなようです。それを否定するような事を言えば、反対にこちら側に怯えてしまうかもしれません」

花井「そうですね。三橋を過保護扱いするわけではありませんが、今の時点で三橋にその能力はありません。これが最重要課題になりそうですね」

叶 「少しずつでも三橋にその能力を養わせることが必要だと思います」

泉 「そうですね。三橋本人が成長すれば事なきを得ますね」

花井「では、三橋には『阿部の奇行に気づかせる能力を養わせる』ということでいいでしょうか」

(ぱちぱちぱち!拍手)

花井「可決ですね。では、この役目は全員で行いましょう」

栄口「……(カキカキ)」


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