* * *
顔を隠しながら、何度目かのためいきをついた時。
枕のせいで気づかなかったけど、ふいに浜田が隣りに座った。
うわああと心の中で叫ぶと、浜田の右腕が、俺の右肩にきた。
そんでちょっと抱き寄せるようにされて、ますます頭の中はパニックになってしまう。
いやいや! 落ち着けよ俺!
これよりももっとスゲェことしてんじゃねぇか!←
「…いーずみv」
「な、なんだよ…?」
「好きだよー?v」
「……そ、そうか」
そうか、って何だよ!!
いつもなら「バカ」だの「アホ」だの言うのに…!
俺の言動に浜田がぴくっとした。
そんでますます不思議な顔してる。
チクショ、そんな顔もカッコイイ…!←
それに、最近浜田がちょこっとつけてる香水の匂いが、ふわっと香ってきて…。
あ。
もうダメだ。
* * *
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