「好きだよ〜v」
「…知ってるっつの。バァーカ」

そのくせ、俺が欲しい言葉は言ってくんないっていうね!
まぁ、それでもイイと思ってる俺が一番タチが悪いんだけどもね!

「夕飯まで何する〜?」
「…昼寝」

もぞもぞとタオルケットを被りながら言う。
俺の服をはしっと握ってるってことは、俺も一緒にってことだろうと解釈し、隣りに横になった。

「はー、幸せ…v」
「…良かったな」

まるで他人事のように言いながら、眠そうに目を閉じた。
その瞼に小さくキスをしながら、また頭を撫でる。


昨日のような泉もいいけど、
やっぱり一番なのは、素顔の泉だなって思ったりして。

静かな寝息を聞きながら、
夕飯の買出しの為のタイムセールに間に合うようにと、

携帯の目覚ましをセットした―――




******


[*prev] [next#]
7/8

目次SRTOP






「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -