「好きだよ〜v」
「…知ってるっつの。バァーカ」
そのくせ、俺が欲しい言葉は言ってくんないっていうね!
まぁ、それでもイイと思ってる俺が一番タチが悪いんだけどもね!
「夕飯まで何する〜?」
「…昼寝」
もぞもぞとタオルケットを被りながら言う。
俺の服をはしっと握ってるってことは、俺も一緒にってことだろうと解釈し、隣りに横になった。
「はー、幸せ…v」
「…良かったな」
まるで他人事のように言いながら、眠そうに目を閉じた。
その瞼に小さくキスをしながら、また頭を撫でる。
昨日のような泉もいいけど、
やっぱり一番なのは、素顔の泉だなって思ったりして。
静かな寝息を聞きながら、
夕飯の買出しの為のタイムセールに間に合うようにと、
携帯の目覚ましをセットした―――
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