「ちょっと、いい?」
「なにが? …っと!;」
「へへへ、んん〜vv」
「…なんだよ、鬱陶しい//」
ぐりぐりと抱きしめれば、言葉だけの抵抗が来た。
またほんのりと赤くなる頬を撫でれば、ソコじゃないと言いたげに顔を捩られた。頭のがいいらしい。
お望みどおりに撫でれば、ふぅと一息ついてぽわんとしてる。
あー、やっぱこいつ猫気質だわ。
ワガママだけど、可愛いところが。
「今晩は何にする?」
「んー、…カレーがいい」
「了解〜v」
「人参でっかくな。ジャガイモはちっちゃく」
「はいよ〜v」
「玉ねぎ多めに入れて」
「はいはいv」
「辛口な」
ぴとっとくっつきながら、次々と注文を言う。
それを暗記しながら、また頭を撫でた。
そんで、また一瞬だけ可愛い笑顔になる。
この顔が見たくて、つい何でもワガママ聞いちゃうんだよなぁ。
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