「……ははは」
「ニヤニヤしてんじゃねーよ!」

枕をぼすっと顔に投げつけられ、拍子に箸が喉の奥に刺さった。

「…ってぇ!」
「ざまーみろ」

…容赦ないな、こいつは。
昨日まではあんなに可愛かったのになぁ。
いや、照れ隠しだってのは充分分かってるんですけども。

「飴の副作用とかなさそうか?」
「別に、なんともねぇ」

ぱくぱくと食べ続ける泉を見ながら、ほっとした。
阿部や花井からも特に連絡ねぇし、たぶん皆も今頃元に戻ってんだろうな。

「すげぇ飴だったなぁ〜。な?」
「……そうだな」

ぱく、ぱく…と遅くなりながらも返答してくれる。
思い出してるのか、耳まで赤くなっちゃって、かーわいいのv

「阿部が一番面白かったけどなw」
「…そうだなw」

話題を変えてやると、思い出したのかくすくすと笑ってる。
良かった、機嫌は上がってきてるみてー。

「猫じゃらしとか最高だったなw」
「ははは、写メ撮っときゃ良かったぜww」

楽しそうに笑う泉が、これまた可愛い。
昨日の甘く可愛い笑顔もいいけど、今みたいな顔もまたいい。

って、どんだけ惚れてんの俺?


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