〜プロローグ：朝練中
百枝「…ダメね。みんな、集中力が散漫してるわ」
篠岡「そうですか？」
百枝「ええ。…あっ、西広君！」
西広「あ、はい！」
百枝「ちょっと頼みたい事があるの。いいかしら？」
西広「え？ 俺にですか？」
百枝「一番の適役だからね！ 千代ちゃんでもいいんだけど、やっぱり男同士の方が話しやすいでしょ？」
西広「はぁ… で、俺は何をすればいいんですか？」
百枝「あのね…」
＊ ＊ ＊
●●Trouble counselor's office●●●
＋朝練終わり＋
沖 「…ねぇ、さっき監督に呼ばれてたけど、どうしたの？」
西広「それが…みんなの悩みを聞いてこいって言うんだ」
沖 「な、悩みを？ どうして？」
西広「監督が言うには、みんなが練習に集中してないって…それで、俺が相談役をしろってさ」
沖 「ふーん？ 頼られるなんて、さすが西広だねぇｖ」
西広「体よく押し付けられた感が否めないけど… 手始めに聞くけど、沖は何か悩み事ある？」
沖 「えっ、おれ？」
西広「だって、全員に聞いてこいって言うんだもん。沖も入ってるよ、もちろんｖ」
沖 「そっかー… うーん、悩みかぁ〜…」
西広「ナイならいいんだよ、監督の思い過ごしかもしれないしね」
沖 「ナイわけじゃ、ないんだけど……」
西広「そう？ 言える範囲でいいから、聞かせてくれる？」
沖 「うん……」
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