仕上げにごま油をかけて炒め、大皿に盛る。
ついでに、今度は焼きそばの上に乗せる目玉焼きを作ろうと、また油を引いた。
「半熟がいいよな〜v」
「おー。何か贅沢じゃね?」
「この焼きそばさー、4玉で100円だったんだよ。普通3玉で100円だろー」
「おー、お買い得だな」
「だから、玉子2個分は奮発v」
「ふーん」
すでに熱されていたフライパンでは、落とした瞬間にどんどん玉子に火が通っていく。
泉にテーブルの上を片付けておくよう頼むと、素直に応じてくれた。
水と箸も用意してくれて、ちょこんと座って待っていてくれる。幸せ者だな、俺って…!
「…はい、お待たせ〜v」
「おおーv いただきまーす」
ちゃんと手を合わせて言う様が微笑ましくて、俺もマネして手を合わせる。
湯気すらもおいしそうに舞っていて、半熟の黄身を割ると、とろりと焼きそばに絡まっていった。
「うまいなーv」
「うめぇーv」
すっかりご機嫌の泉を見つつ、アツアツの焼きそばを頬張る。
おいしいご飯、
おいしい時間。
いただきまーす!v
**END**
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