仕上げにごま油をかけて炒め、大皿に盛る。
ついでに、今度は焼きそばの上に乗せる目玉焼きを作ろうと、また油を引いた。

「半熟がいいよな〜v」
「おー。何か贅沢じゃね?」

「この焼きそばさー、4玉で100円だったんだよ。普通3玉で100円だろー」
「おー、お買い得だな」

「だから、玉子2個分は奮発v」
「ふーん」

すでに熱されていたフライパンでは、落とした瞬間にどんどん玉子に火が通っていく。
泉にテーブルの上を片付けておくよう頼むと、素直に応じてくれた。
水と箸も用意してくれて、ちょこんと座って待っていてくれる。幸せ者だな、俺って…!

「…はい、お待たせ〜v」
「おおーv いただきまーす」

ちゃんと手を合わせて言う様が微笑ましくて、俺もマネして手を合わせる。
湯気すらもおいしそうに舞っていて、半熟の黄身を割ると、とろりと焼きそばに絡まっていった。

「うまいなーv」
「うめぇーv」

すっかりご機嫌の泉を見つつ、アツアツの焼きそばを頬張る。


おいしいご飯、
おいしい時間。

いただきまーす!v





**END**


[*prev] [next#]

6/7


目次SRTOP




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -