「じゃ、ついでにメシも作らせるか」
「あっははは! それイイ!」

「メシ作らせて、ケーキ買いに行かせて、でもアイツの分のケーキはナイっていう」
「ひでぇ〜!」

梅原のツボに入ったのか、腹抱えて笑ってる。
うらめしそうにコッチを見てくる浜田が、いとも簡単に想像できてまた笑えてきた。

「よし。じゃあ明日、浜田ん家でケーキな」
「あははは! 決定しちゃったよ」

「可哀想だから、アイツの分も買ってってやるか」
「すんげー小さいヤツな!」

俺の悪ノリに 嬉々として便乗してくる梅原が、素で無邪気な顔してんだからウケるよな。
浜田のキャラがアレだからな…イジらない方が失礼ってもんだ。

「で、ケーキ食った後に浜田の前でイチャイチャすんのか」
「あっはははは! 腹イテェ〜!」

もちろん、イチャイチャするのは冗談だけどな。アイツの気まずそうな顔を見たい気もするけど、俺のが抵抗あるし。
悪ふざけは小さいケーキのとこまでにしとこう。
 


[*prev] [next#]

3/5


目次SRTOP




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -