【Patient No.10:叶】
* * *
西広「…ふぅ、ごちそうさまー」
泉 「俺もごちそう様ー。そんじゃ、ありがとな西広!^^ノ」
西広「はーい^^ノ」
沖 「…あれ、西広の携帯、光ってるよ?」
西広「あ、本当だ。電話…え、叶?」
沖 「どうしたんだろ。出てみたら?」
西広「うん…(ピッ:通話) もしもし?」
叶 『よー、西広ー! おれおれー! かのー!^^ノ』
西広「あはは、それは分かってるってv どうしたの?」
叶 『さっき三橋からメールで聞いたんだけどー、悩み相談室を開設したんだって?』
西広「開設って… そんなんじゃないけど、みんなの相談役にはなってるかなー。叶も何かあるの?」
叶 『あるんだよ、それが! 三橋の事なんだけどー』
西広「三橋?(織田じゃないんだ…) 三橋がどうかした?」
叶 『どうって、阿部の事だよ! 西広から見て、阿部がふさわしいと思うか?』
西広「えっ! そ、それは〜…;」
叶 『何か心配なんだよなー。阿部って無駄に計算高いだろ? 三橋が騙されてんじゃねーかと思ってよー』
西広「あははは! そんな事ないって。阿部だって(たまには)いいヤツだし、心配する事ないよv」←
叶 『本当かー? 西広も騙されてんじゃねーの?』
西広「阿部を何だと… いや、もし計算してたとしても、そう簡単にうまくいかないんじゃないかなぁ」
叶 『うーん、それもそうか…』
西広「三橋が、自分で選んだ相手だもん。叶も見守ってあげたら?」
叶 『…そーだな。阿部だってああ見えて人の子だもんな。分かった! 俺も見守る方向で行く!』
西広「うん、それがいいよv」
叶 『その代わり! もし何かあったら、俺にすぐ報告してくれよ? 阿部の事けちょんけちょんにしてやっからさ!^^ノ』
西広「けちょ…うん、分かった。任せといてー」
叶 『じゃーな! サンキュー!^^ノ』
西広「うん、ばいばーい^^*(ピッ:切)」
沖 「三橋の事?^^*」
西広「そう。叶も、何だかんだで過保護だよねぇ。阿部に負けず劣らず」
沖 「それ言ったら、叶に怒られそうだねv」
西広「内緒にしててよー^^* …あれ?」
沖 「また電話だー。何か言い忘れたのかな?」
西広「ちょっと出るねー(ピッ:通話)」
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