【Patient No.3:花井】
* * *
花井「…よぅ、西広。ちょっとイイか?」
西広「ん? どうしたの?」
花井「いや、水谷に話聞いて…その、相談に乗ってくれるとかって…」
西広「あぁ! うん、そうだけど…花井も何か悩んでるの?」
花井「そんな大した事じゃないんだけど…誰かに言いたいってのはあって…」
西広「ふーん? 俺で良ければ聞くけど^^*」
花井「そっか? 悪いな… その、他言無用で頼む。特に田島には」
西広「?? 田島の事?」
花井「…いや、巣山」
西広「巣山? 何で… あっ! もしかして、前に巣山が田島を好きだったとか、そういう話?」
花井「何だ、西広も知ってたのか」
西広「沖から、チラッと聞いた事あって。で、巣山がどうしたの?」
花井「いや…俺の思い過ごしだとは分かってるんだけど、巣山は本当に田島の事を吹っ切れたのかなって…」
西広「何言ってんだよ、沖と付き合ってんだから 当たり前じゃん!^^ノ」
花井「いや、分かってんだよ。頭ではな。でも、昨日の部活終わりで、田島と仲良さげに喋ってんの見て…何か気になって」
西広「そりゃあ、仲間だし。いろいろ話すことはあるんじゃない?」
花井「それも分かってんだ。でも、巣山はいいヤツだし。何かこう…心配っつーか…」
西広「ははは!v 花井、そういうのを一般的に『ジェラシー』って言うんだよ?^^*」
花井「えっ! べ、別にそんなんじゃ…!//」
西広「それに、巣山は沖にメロメロだから。嫉妬する事なんてないよv」
花井「…いや、嫉妬なんて…(もごもご)」
西広「確かに、巣山はいいヤツだけど…花井だっていいヤツじゃん。比べるわけじゃないけど、負けてないと思うよ?^^*」
花井「えっ! そ、そうか…?(テレテレ)」
西広「うんv 田島だって、『はない はないー!』ってウルサイしさv」
花井「えっ! …ははは、そっか。確かにうるさいなv」
西広「仲間内で修羅場になるのだけは嫌だから、ちゃんと田島の事捕まえててよ?^^ノ」
花井「ははは、分かった。…いや、何か悪いな。言ったらスッキリしたわ」
西広「そう? それは良かったv 田島によろしくv」
花井「あぁ、サンキュー。じゃあ、またな」
西広「はいはい、またね〜v」
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