※性描写があります、注意!



■浜泉ver.


こういう行為の『普通』って、どこからどの程度の範囲の事を言うんだろう。

花井ほどサドっ気はないつもりなんだけど、いつも強気な泉をどうにか出来るのは今だけなわけで…そう思うと、たまーに意地悪したくなってくる。
いや、本当にたまーにだけどさ。

「…泉、足閉じるなって」
「…く、っぁ…」

今の状態は、阿部が三橋に対して望んで止まない騎●位ってヤツで。こんなのも滅多にしない(ていうか出来ない)けど、泉の気分が乗ってれば了承してくれるようになった。

「は、まだぁ…」

足を広げてほしかったんだけど、両手を広げて、切なげに名前を呼んでくる。
抱きしめてほしいんだろうけど、ここで抱きしめちゃったら泉の肢体が見えなくなってしまう。
せっかくだから、もっと見ていたい…んだけど。

「はまだ…ぁ、…っねがぃ…」

どこで覚えてきたのか、俺がそうされると弱いって知ってしまったのか…再度名前を呼ばれ、腰を少しだけくねらせてきた。

「…っく、泉、ちょっ…!」
「…ん、はまだぁ…」

ガクッと勝手に腰が動いて、目の前の泉の体に抱きつく。細い体がすっぽり腕の中に収まり、もっと強く抱きしめれば折れてしまいそうな気がする。
そんな弱い奴じゃないってのは知ってるけど…何が儚さを感じさせてるんだろう。


[*prev] [next#]

33/37


目次SRTOP




「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -