※性描写があります、注意!
■浜泉ver.
こういう行為の『普通』って、どこからどの程度の範囲の事を言うんだろう。
花井ほどサドっ気はないつもりなんだけど、いつも強気な泉をどうにか出来るのは今だけなわけで…そう思うと、たまーに意地悪したくなってくる。
いや、本当にたまーにだけどさ。
「…泉、足閉じるなって」
「…く、っぁ…」
今の状態は、阿部が三橋に対して望んで止まない騎●位ってヤツで。こんなのも滅多にしない(ていうか出来ない)けど、泉の気分が乗ってれば了承してくれるようになった。
「は、まだぁ…」
足を広げてほしかったんだけど、両手を広げて、切なげに名前を呼んでくる。
抱きしめてほしいんだろうけど、ここで抱きしめちゃったら泉の肢体が見えなくなってしまう。
せっかくだから、もっと見ていたい…んだけど。
「はまだ…ぁ、…っねがぃ…」
どこで覚えてきたのか、俺がそうされると弱いって知ってしまったのか…再度名前を呼ばれ、腰を少しだけくねらせてきた。
「…っく、泉、ちょっ…!」
「…ん、はまだぁ…」
ガクッと勝手に腰が動いて、目の前の泉の体に抱きつく。細い体がすっぽり腕の中に収まり、もっと強く抱きしめれば折れてしまいそうな気がする。
そんな弱い奴じゃないってのは知ってるけど…何が儚さを感じさせてるんだろう。
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