「なぁなぁ、肌スベスベになったの分かるかー?」
「え? あぁ、温泉か」

さっき言ってた広いってのは、もしかしたら温泉のことかもしれない。
スベスベになる・ならないという以前に、田島の肌は触り心地がいいというか、やけに掌に馴染んでくるというか…。

スベスベつるんってワケじゃないんだけど、何だろうな、こう…だーもう! 上手く言えねぇ!(もういいよ)

「今度は花井も一緒に行こうぜ! 二人っきりでさ〜v」
「あぁ、それもいいな…」

ちゅっちゅと何度も鎖骨にキスすれば、その度に田島の笑顔が可愛くなる気がする。
ちくしょう、可愛いやつめ…!(もういいって)

キスだけで済まない欲望に忠実になる為、サワサワと腰のあたりを触ってる時に、ふとミニ木刀が目に留まった。
…もしかして、これは田島からのメッセージなのか?(え?)

「田島、ごめんな…」
「? 何がー?」

「お前、もっとイジめてほしかったんだろ? 物足りなかったよな…ごめん」
「…へ?」

「だから、この木刀を俺にくれたんだよな?」
「え? ちょ、なに…!」

確かに、最近の俺は 田島のことを甘やかしてばっかりだったな。
それをこんなメッセージで伝えてくるなんて、なんて可愛いやつめ…!(おま!)
 


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