俺は、何も悪くない。

悪くないんだ。


……たぶん。


●●アホ戦争●●●


「…よしっ、かんりょーぅ!」

声高らかに終了宣言したのは 待ちに待った引越しのこと。
何だかんだで遅くなっちまったが、ようやっと織田と同室になったんだ!

事務の手続きは織田がしてくれてて、俺は自分の荷物をせこせこと運んでたんだ。
吉の荷物も全て、俺の部屋に移動させたしな。たった今から、俺と織田は同じ部屋で生活してくってわけだ…フフフ…。

「かーのー、終わったんか?」
「おう、完璧!」

ついでに大掃除までしちゃったんだぜ!
ピカピカになった部屋、きちんと整理した棚や机を見てご満悦v
整理整頓させたら、俺の右に出るものはいないな! ハッハッハ!

「俺も終わったで〜v これで…」
「ぅわっ!?」

「ずーっと一緒やな〜…v」
「…へへ、そうだなv」

…何だか、ちょっと照れるぜ。
嬉しそうに抱きしめてくる織田に、すりすりと甘えてみる。これからは、こんな風に誰にも気兼ねすることないもんな!


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