「絶対喜ぶよ!v」
「そっかなー… へへへ…」
「うわ、かわいー!v」
「は? おれ?」
「そう! ちゅーしちゃおっかな〜v」
「ばっ、アホか!」
いっつもからかわれてるお返しとばかりに抱きつけば、笑って抵抗された。
水谷に見られたら怒られるなって思いながら。
「愛されてるねー、浜田さんv」
「…お前もだろ。ていうか、もういいだろ! もう寝ようぜ!」
ベッドに戻れとぐいぐいされて、しょうがなく起き上がる。
もうちょっと からかいたかったのにな。
「浜田さんのリアクション教えてねv」
「おー」
約束をとりつけた後、おやすみを言い合って目を閉じる。
浜田さん、絶対ビックリするな。
感動して泣いちゃうかも。
3個のうち、何作るんだろー。
今度はお菓子教えよっかなー。
そう思いながら目をつぶると、
小さな寝息と共に
ちりー…んと
風の通る音が聞こえた。
**END**
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