「この二つのベッド、くっつけたらアカンかなぁ…」
「…は?」
「ダブルベットみたいにならへんかな…でもな、溝に落ちるか…」
「いやいやいや!」
溝に落ちるとかそういう問題じゃねーだろうが! 畠とか柊が遊びに来た時に、なんて説明すんだよ!
公然とそういう…アレな感じのをアピールしてるみたいじゃねぇか!
俺の必死の抵抗で、なんとかベッドくっつけ作戦はお流れになった。はぁ、ビックリさせんじゃねぇよ…。
「じゃあ、アレやな。アレも決めんと」
「アレって?」
「しらばっくれて〜v アレったらアレやんv」
またもニヤニヤしながらくっついてきた。
こ、この顔が企んでるってことは…その、アレはアレなんだろうな…。
「ベッドなんて久しぶりやんか〜v 今夜は燃えてまうかもしれへん〜v」
「ばっ、バカか!!」
直接的に伝えられて、顔がボンッと熱くなる。本当にこいつは、隙あらばソレ関係にいこうとするからな…!
「明日、叶の体はガタガタやな…」
「ちょ、織田! 待った!」
むぎゅぎゅと抱きしめられて、すっかり甘えモードの織田。でも、不審な動きをする両手は、甘えだけじゃない何かを物語っていて。
ま、まだ明るいじゃねーか!
そんな内からできねーっての!
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