沖 「あ! ねぇ、この制服の下んとこ見て!」

全員『ん?』

沖 「これ、黒い毛だよ? さっきのダンボールのと同じような…」

田島「本当だ! 黒猫の毛か?」

花井「黒猫の毛、って…」

全員『じーーー(凝視)』


そうだよ! 俺が泉なんだよ!
分かってくれたのか…!!

俺が嬉しくて鳴いてると、浜田がひょいっと俺を抱きかかえた。
ごめんな、何かみんなに心配かけちまっ…


浜田「お前、泉のこと見てない?」



分かってなーい!!!(ガーン!)(そりゃそうだ)


花井「現場にこいつが居たってことしか分かんねぇな」

阿部「誰かが脱がしたのか、もしくは自分で脱いだのか」

水谷「そんな趣味、泉にあったの?」

浜田「俺の知る限りではねぇな…」


あるわけねぇだろ!!



田島「なぁなぁ、もっかい学校探してみねぇ?」

花井「そうだな…。今度はしらみつぶしに行くか」

三橋「はいっ!」

阿部「校内限定じゃなくて、もっと広い範囲見てもいいと思うぜ」

巣山「ああ。二手に分かれよう。校内校外で」

栄口「そうだね、泉の行きそうな場所も探そう」

西広「これで見つからなかったら、警察に連絡してもらうように学校に話そうか」

沖 「うん。俺たちだけじゃ無理かもしんないしね」

水谷「了解。誰が校内に探す?」

浜田「俺は校外に行くよ」

花井「それがいいな。じゃあ…俺、阿部、水谷、巣山、沖は校内とその周辺な。校外は田島、三橋、浜田さん、栄口、西広に分かれよう」

全員『了解』




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