巣山「おかしいな…」
花井「何がだ?」
巣山「もし誰かに襲われて脱がされたとしたら、もちろん抵抗するはずだよな?」
栄口「う、うん…」
阿部「…そうか。俺も分かった。この制服の汚れ、不自然だな」
巣山「そう」
田島「えー!? 何がどうなんだよー!?」
阿部「制服は確かに汚れてる。けど、それは全部地面に接してる所だけだ」
巣山「暴れたら、シャツ全部についてるはずだろ?」
水谷「おおー! 確かに!」
スゲェ…!
さすが野球部の頭脳派!!
もっと推理して、俺が猫になったって結論に…、…行けるか?(…)
花井「なるほどな…」
巣山「襲われたとしたら、こんな汚れ方はしない。それに、もう一つ」
沖 「なになに!?」
阿部「ああ、こんな軽い服を、わざわざ引きずる理由もない」
西広「そうか。隠すんだったら、普通は持ち上げるよね?」
巣山「たかだか2、3枚だ。持った方がラクに決まってる」
浜田「じゃあ、その隠したやつは、何かで両手が使えなかったとか…?」
花井「それもあり得るな。泉を抱きかかえてたとか…?」
巣山「だとしたら、泉が無抵抗だったって事だろ?」
阿部「それはないな。クスリでも嗅がされない限り、あいつは抵抗するはずだ」
三橋「ク、クスリ…!?」
水谷「クロロフォルムとか!?」
ドラマかよ!!
違うんだ、そっちじゃない!
俺が猫になったっていう結論に行くんだ!
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