花井「…まさかとは思うけど、三星に行ったりしてないよな?」
阿部「まさか…平日だぞ?」
水谷「うーん…叶とは仲良さそうだけどね…」
三橋「で、電話、してみる…?」
田島「そうだな、一応してみっか!」
花井「じゃあ…」
Trrrr Trrrr ……
叶 『…はい?』
花井「あ、ワリー。今大丈夫か?」
叶 『?? いいけど、後2分で授業だぞ?』
花井「すぐ終わる。ないとは思うけど、そっちに泉いるか?」
叶 『泉ぃ? いるわけねーだろ?』
花井「だよな…」
叶 『泉がどうかしたのか?』
花井「いや、何か行方不明になってて…」
叶 『えええーっ!?』
不明になってない!
ここにいるんだって!!
叶 『織田、泉が行方不明だってよ!』
織田『はぁあ!?』
やめてくれ、
話を大きくしないでくれ…!
花井「分かった、サンキュー。じゃあな!(Pi!)」
巣山「やっぱりな…」
沖 「…とりあえず、もっかい教室戻って聞いてみるよ」
西広「そうだね…」
花井「ああ。じゃあ、手分けして聞き込みしてこう。ついでに行きそうな所も見てこようぜ」
栄口「うん…。誰がどこ見てく?」
花井「そうだな…。じゃあ、1組+3組は北校舎、7組は南校舎、9組は校庭からグラウンドまでの外を見てってくれ」
全員『了解』
花井「俺は一応、シガポとモモカンにも連絡するわ。何かあったら、携帯に電話な。みんな持ってるだろ?」
全員『うす』
花井「じゃあ、とりあえず30分後にまたここに集合。解散!」
全員『うーす!』
花井のテキパキとした指示の元、全員が一斉に散らばった。
残された俺は出来事の速さについていけなくて、呆然としてしまう。
まだこいつらだけだからいいけど、ヘタに警察とかになったらもっとヤベェし!
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